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No.12175

天照大御神と天宇受売命の幸福の舞

※額装画像は、イメージです。お届けする額とは異なる場合がございます。

作品タイトル:天照大御神(あまてらすおおみかみ)と天宇受売命(あめのうずめのみこと)の幸福の舞

作品ストーリー

天宇受売命は、猿女君(さるめのきみ=宮廷の祭儀に奉仕した一族で、鎮魂[ちんこん]祭儀や神楽[かぐら]の舞楽を巫女[みこ]として演じた)の祖神である。
天照大御神が天の岩屋戸に籠もった際には、岩屋戸の前で神がかりして踊り、大御神に岩屋戸を開かせた。このときの踊りが「神楽(かぐら)」の始まりといわれ、天宇受売命は、神楽の神、芸能の祖神として慕われている。このとき、天宇受売命は、天の香具山の日陰蔓(ひかげかずら)を襷(たすき)にかけ、まさきのかずらを頭に巻き、笹の葉を束ねて手に持ち、天の岩屋戸の前に桶を伏せて置き、その上に立って足を踏み鳴らしながら、胸や陰部もあらわに、神がかりして狂ったように踊った。すると神々はその姿を見て、一斉にどっと笑った。

その騒ぎを不思議に思った天照大御神が戸を細目に開けてわけを尋ねると、天宇受売命は、「あなた様よりも、もっと貴い神様がおいでになりますので、喜んで、笑ったり踊ったりしているのです」と答えた。

そう答えている間に、天児屋命(あめのこやねのみこと)と布刀玉命(ふとだまのみこと)が八咫鏡(やたのかがみ)を差し出した。鏡に映る自らの姿を見て、ますます不思議に思った天照大御神が、そろそろと中から出て様子を見ようとしたとき、待ち構えていた天手力男命(あめのたぢからおのかみ)が御手をとって引き出した。そしてただちに布刀玉命が、注連縄(しめなわ)を大御神の後ろに引き渡した。祭りが功を奏し、天照大御神が再び現れると、太陽は甦り、世界は明るさを取り戻した。天宇受売命の踊りが引き出した神々の大笑いがきっかけとなり、世界の危機は克服されたのであった。

この物語は、宮廷で新嘗祭(にいなめさい)の前日に行われた鎮魂(ちんこん)祭儀の起源を語るものといわれる。鎮魂祭は、「みたまふりのまつり」「みたましずめのまつり」ともいわれ、太陽の光熱の衰える冬至の頃、11月の中の寅日に、日の御子としての天皇の霊魂の復活・更新・強化を祈って行われた宮廷の祭りである。

天照大御神が岩屋戸に籠り、再び出現する物語は、神の死と復活再生の信仰がうかがわれ、穀物の神が年ごとに死んで、春新たな生命を得て復活する、という信仰と関係が深い。植物で装うことで、自然の霊威を身に付けて舞った天宇受売命の神がかりした踊りは、衰えた生命を活性化する鎮魂の呪法であり、また、神々の大笑いも、悪霊を祓う呪術であったといわれる。天照大御神と天宇受売命の舞いは、邪気を払い、人々の心を癒やし、活きる力を与え、楽しさとともに幸福の極みに誘ってくれるであろう。

DATA
作品区分:油絵(原画)
作品分類:神話
号数:F10
作品サイズ:縦53.8cm×横46.3cm
額装サイズ:縦67cm×横59.5cm

販売価格:1,200,000円(税込価格:1,320,000円)※額装付き
送料:無料
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